こんばんは、シドニーマンです。
高額時給が言われて久しいシドニーです。その中インフレによる物価高も続いており緩やかにまだ物価は上がり続けています。その物価高に紛れて家賃も上がっており普通に生活するだけでも実は大変厳しい状況なのです。
*私は今もシドニー郊外にあるレストランで働いています。なので飲食業界的に記述しています。
何がえげつない?

シドニーの何がえげつないか?
それは全てにおいてお金がかかりすぎることです。
高額時給がフォーカスされ、事実それももう当たり前になっているシドニー。
ニューサウスウェールズ州政府公式サイトによれば、2023年7月1日より最低時給が$23.23になっております。
その前年である2022年の最低時給は、$21.38($1.00=90円として1924.20円)でしたが2023年7月からの最低時給は、$23.23($1.00=90円として2090.70円)です。
時給だけみれば高いと思いますし働く側からすれば嬉しい事ですが、現実はそう甘くないのです。
仕事に就くことが出来ても、労働時間が反映される時給であれば労働時間によって手取りが変わってしまいます。つまり仕事はあるが労働時間が少ない場合、時給なので思っていたより給料が少ない場合があったり、物価高で言えばインフレは収まっていません。まだ地味に上がり続けています。
仕事に就くことが出来ていても労働時間が短ければ手に入る給料はすくないのです。
高額時給の仕事が手に入ってしっかり稼げていたとしても生活する上でどうしてもお金は使います。物価高なのでちょっとした買い物をしても思っている以上にお金がかかります。
で、ある時気がつくのです。
思っている以上に生活費が掛る。
思っている以上にお金が貯まってない。
思っていたシドニーライフと違う。
そこからいざ節約を始めても今まで使えてきたお金をセーブすることは結構難しいものです。私も経験ありますが、それなりの期間節約出来ても反動である日突然ドカンと使ってしまうものなのです。となると今までの苦労が報われません。しっかりと心が折れる音が聞こえます。
多くの人々が高額時給を求めて世界中からシドニーに来ています。
その人達は今のシドニーしか知りません。その人達ですら高額時給だけど物価が高い、生活費にお金がかかり過ぎると感じていますし、私もそうですが周りにいる長年シドニーに住んでいる人たちもコロナ前と比べて今の方が物価高なだけに普通に生活するだけでもシンドいと感じています。
高額時給

シドニーの最低時給はニューサウスウェールズ州政府の公式発表で2023年7月1日から$23.23($1.00=100円として2323.00円)になっています。なので普通に仕事をしていれば思っている以上の給料が手に入ります。
例えば、
1日8時間1週間5日勤務として、
時給$23.23 X 8時間 = 1日の給料$185.84($1.00=100円として18584円)
1日の給料 $185.84X 5日分 = $929.20
1週間の給料が、$929.20($1.00=100円として92920円)です。
ひと月4週間として、
1週間の給料 $928.20 X 4週間 = $3716.80($1.00=100円として371680円)
普通に1日8時間勤務として、それを1週間 5日勤務として、それをひと月行えば、$3716.80(約371680円)の給料になるのです。
ちなみに、時給計算なので要はバイトです。バイトで週5日勤務1日8時間労働で370000円以上貰えるのです。
ですがハッキリ言ってそんなに現実は都合よくありません。
*私は今もシドニー郊外にあるレストランで働いています。なので飲食業界的に記述しています。
まずコロナ前と比べて雇用数が少ないのです。これがどの飲食店も行っている高額時給に対する対策です。コロナ前と比べて雇用数が少ないことは一人当たりに求められる労働力が増えていることなのです。コロナ前と同じだけ雇用していれば物価高で高額時給のシドニーでは飲食店は生き残っていけません。今ある多くの飲食店はコロナを耐え抜いてきたところばかりです。耐え方を知っています。
そして1人あたりの労働時間が短いことも挙げられます。何かがあっても困らずに営業できるようスタッフは少し多く雇います。そして営業中は以前より少ない人数で行います。これは1人あたりの労働時間とシフト数を調整すればできるのです。それを行えば雇用しているスタッフの数はコロナ前より少なく、スタッフ1人辺りに支払う給料も少なくなります。
コロナを耐え抜いて来た飲食店はどうやったら効率よく現場の仕事や作業を済ませて行けるかを考えてきています。
それでもそんな内部事情など関係なしに多くの人々が高額時給を求めてシドニーに来ているのです。雇用主から見れば人材あまりまくりで選びたい放題なのです。なので自分の都合よくまたガッツリ週5、もしくはそれ以上で働けると思わないでください。
求人サイトを見ても仕事はありますが仕事にありつけないのが現状です。そして雇用主は現場で何かがあってからでは遅いのでそれに合わせた形で雇用しています。
ということは、今のシドニーは人あまり状態で、それでいて雇用数が少ない訳です。1人あたりにかかる仕事量がコロナ前と比べて多い。ひと1人に週5日で勤務するように雇いません。敢えて週4、週3とかで雇い、もう1人雇い調整しているのです。調整が上手くいけば人件費の割合が大きくなることはありません。
ではもっと働けるのにと思う人々は当然他を探すでしょうが他も同じなのです。上手く掛け持ち出来れば占めたもの。みんな同じ考えなので掛け持ちが出来る人と出来ない人が現れます。となると掛け持ちバイトが出来た人は良いができなかった人達は…
そんな人達が溢れているのが今のシドニーです。
それでも掛け持ちバイトができている人達でも、ちょっとしたことが原因でそれが出来なくなってしまう場合もあるのです。
仕事に有りつけない人達や仕事に有りつけれても思ったほど収入が無い人達が大変多いのが今のシドニーです。
ちなみに時給のことを、hourly wage。高額時給のことを、High hourly wage と言います。
仕事にありつけれない、見つけれない人続出

シドニーに限らず仕事は生活する上で必要な事です。仕事をして給料を得て日々生活している訳です。その仕事が無ければ生活は大変苦しくなります。自分の貯金を使うしかありません。貯金があればよいですが少ないと普通に生活することさえ難しいです。
ここはシドニー。
困ったら都合よく誰かが助けてくれる訳ありません。自分でどうにかしなければなりません。
仕事を探していて運良く直ぐに見つけれる人もいればなかなか見つけれない人も正直います。見つけるまでの期間が長ければ長いほど貯金がどんどん減っていきます。貯金が十分にあればよいですがそうでなければ悲惨です。
どの職種もコロナ前と比べて少ない人数で仕事をこなしています。今やそれが普通です。
その状態の中、世界中からシドニーに多くの人々が勉強するために、またワーキングホリデーでオーストラリアを楽しむために訪れています。
この人の流れのバランスの悪さから仕事よりも人の方が多く仕事にありつけれない人々が続出しているのです。
そして仕事にありつけれない人々や見つけにくい方に共通して言えることは、こちらの状況を理解していないことと英語力であることは確かです。
今のシドニーはコロナ前と違いどの職種も少ないスタッフで運営していますし英語がより身近にあるのです。
営業中に入店してきて「仕事探しています」と言ってくるワーキングホリデーの人達が今も結構います。コロナ前であればそれはそれで行動力があり良いことだと評価したものですが、今は少ない人数で何もかもが行われているのでこの行動はかえって損をします。その行動力があるのであれば、休憩中に電話してくるとか、営業時間外にお店に入ってきて自己アピールを行うとか、メールで問い合わせ、等をして仕事探しする方が好印象です。
そして英語がより身近になっており、コロナ前に比べて英語に触れる頻度が多いのです。
日本食レストランのキッチン勤務を例にあげれば、コロナ前であれば日本人ばかりが働いており、職場内で英語を使うことは、ウエイトレスと会話するとかお客様との会話ぐらいでしたが、今は日本人以外の人達も日本食レストランのキッチンで働いています。この人たちはもちろん英語は出来ますが、日本語はほとんどわかりません。なので些細な作業でも英語でやり取りしなければならないのです。
物価高

物価高も止まりません。気がつけば色んな品が昨日と違う値段です。
私は日本がやはり気になるので日本のニュースを時々見ますが値上げに関してきちんと通知をしています。こちらでは殆ど値上げの通知はありません。
昨日買えた金額で今日同じモノが買えない。
もうこんなことは当たり前です。
緩やかな物価高は止まらない感じです。
人あまり状態
世界中からシドニーの高額時給を求めて、またコロナも落ち着き人の動きがコロナ前に戻りつつある昨今。多くの人々がシドニーに来ています。ですが殆どの仕事がコロナ前と比べて雇用数が少ないのです。
各職種の各現場が何とかなることがわかってしまったのです。
ということは、人が余ります。
仕事よりも人が余っているのが今のシドニーです。
それで社会がまわっているのです。
家賃も当然上がる
物価高は何も日用品だけではありません。生活するためには住むところは必要不可欠です。つまり家賃が必要となります。
その家賃も上がっています。
シドニーでは家賃の計算が1週間幾らで2週間分づつ支払う形が通常です。
つまり、1週間の家賃が$350.00だとすれば2週間で$700.00を支払うわけです。
1週間の家賃が$50.00($1.00=100円として5000円)上がったなどは可愛いもので週$80.00($1.00=100円として8000円)から100.00($1.00=100円として10000円)ぐらい普通に上がっています。
1週間の家賃がこれだけ上がればそれなりに稼がないともちません。
なので高額時給を受け取っていても家賃の支払いでどれだけ手元に残るのか?
家賃は目に見えて上がっているのです。
生活出来ない
家賃は上がる、日々の生活費も余計に必要。高額時給と言えども十分に働けない。貯金は出来ない。そして蓄えている貯金を切り崩していく。そうとなると収支のバランスは壊れます。
シドニーで生活出来なくなるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シドニーの今はカナリえげつないのです。
高額時給だからといっても十分に働けない。そして何とか抑えている仕事も職場で仕事が出来ないとか英語が出来ないと判断されたらシフトが削られていきます。
そこにインフレによる物価高と家賃も上がっている。
贅沢をしなくて静かに生活するだけでもシンドいのが今のシドニーなのです。


