こんばんは、シドニーマンです。
私は20年以上シドニー飲食業界に携わってきました。もちろん今も現役で働いています。
ファインダイニングスタイル、居酒屋スタイル、セルフサービススタイル、カフェスタイルなど、色んなタイプの飲食店でキッチン業務に携わったり、ホール業務を行ったり、面接やスタッフ教育、マネージャー業務を行ったりしてきました。
これらの自分の経験から、シドニー飲食業界で仕事を見つけるためには必要なアイテムと事前の準備がいることが分かりました。
日系、ローカル関わらずシドニー飲食業界で働こうと考えている方必見です。
事前の準備にアイテム
これからご紹介する事柄が、シドニー飲食業界で仕事をするにあたって最低限必要な準備にアイテムです。
- 熱意
- 銀行口座
- TFN (Tax File Number)
- 住所
- レジュメ (履歴書)
- ビザ
- RSA
- 英語力
熱意
仕事に対する熱意はとにかく必要です。
何故自分がそこで働きたいのか?
どうして応募したのか?
その仕事に関して熱意を伝えることが出来なければ他の人にその仕事は取られてしまいますし、面接に受かって仕事につけても長続きしません。
銀行口座
給料を受け取るために必要ですし生活する上でも必要です。
TFN (Tax File Number)
オーストラリアで働けば当然誰もが税金(Tax)を支払います。その処理のためにこのタックスファイルナンバー(TFN)が必要です。また会計新年度になればタックスリターン Tax Return(源泉徴収) ができるので大事です。
ちなみに、オーストラリアの会計年度が7月1日から翌年6月30日までで普通に働いていて会計年度が変わればタックスリターン(源泉徴収)することができるようになります。 この手続きを行えば普通は幾らか手元に戻ってきます。
住所
住所不定やいつまでも自分の住む場所が決まらないと仕事も生活もしずらいです。早めに住む所を決めた方が何かと動きやすいです。
レジュメ(履歴書)
これがないと面接を取り付けても相手に自分の事を分かって貰えません。資格を持っているのであれば記入しておいた方がより自分をわかって貰えます。
ビザ
労働可能のビザでなければ働くことはできません。自分のビザのコンディションを理解しておいてください。またビザの有効期限が短いとなかなか雇って貰えないのが現状です。
RSA
まずRSAとは、Responsible Service of Alcohol の頭文字をとった略語で、アルコール類を取り扱うための基礎知識を教えてくれる講義です。この講義を受けサティフィケイト(Certificate)を受け取らなければアルコール類を取り扱っているレストランでは働くことが難しいです。
シドニーにあるレストランではアルコール類を販売しているレストランと販売していないレストランがあります。アルコール類を販売しているレストランではRSAは必要です。
早目に取得しておけば、その分仕事の選択肢が増えることは間違いないです。
RSAの様にレストランのホールスタッフとして働くための専門知識を要する資格はレストランで仕事を探す上で有れば強いアイテムです。
ですがそれ以外の殆どの項目やアイテムは何もシドニー飲食業界での仕事に限りません。他の業種で仕事を探すにしても準備出来ていれば仕事探しはスムーズに行きます。
英語力
オーストラリアの公用語は英語です。
なので当然職場でも日本人以外の人達が働いています。その人たちとコミュニケーションをとるにも英語。面接官が日本人でなければ面接での受け答えも英語になります。
自分の英語力がどれくらいなのか?
IELTSやTOEICなどの英語のテストや英語の資格を持っているのであればレジュメにも記入しておくべきだしアピールする事を忘れずに。
英語が出来ればそれだけ行動しやすいです。
*TOEICはこちらではあまり聞かない英語テストですが〇〇点持っているとあればどれぐらいの英語力か理解してくれます。
何故これらの準備やアイテムが必要なのか?
まずなぜこれらの準備やアイテムが必要なのか?
それはシドニーで生活する上でも必要な事でもあるからです。
例えば銀行口座。今どきいつも現金を多めに持ち歩いている人はいません。そして常に現金を持ち歩く必要もそうありません。
銀行に口座を作っておけば、家賃や電気代、携帯電話代も自動で引き落として貰えますし買い物や外食してもカード払いで済むのでラクです。また仕事に就いた際、給料は銀行口座に入金されます。銀行に自分の口座があって困ることはありません。
銀行口座

先にも触れましたが、自分の銀行口座が無ければ仕事をしても給料を入金して貰えませんし、シドニーで生活する上でも自分の銀行口座を持っておくことは必要な項目のひとつです。早目に口座を開いておきましょう。
こちらが銀行口座開設に必要事項です。
- パスポート
- 現金(預金額数十ドル)
- 住所(銀行カードの送付先)
- マイナンバー/マイナンバー通知カード番号
*銀行口座を開設するに当たって大事なことですが、入国後6週間以内であれば銀行口座を開設する事はそれ程難しくありませんが6週間を過ぎてしまうと準備しなければならない身分証明書が増えるので注意してください。入国後はなるべく早めに銀行口座を開設してください。
TFN (Tax File Number)

タックスファイルナンバー (Tax File Number )とは、オーストラリアで働き納税する際に必要となる個人番号です。
労働すれば税金を払うのはどの国でも同じです。オーストラリアで労働するにはこのタックスファイルナンバーが必要になります。そしてオーストラリアの会計年度は7月から翌年6月末まで。毎年7月になれば会計上新年度を迎えます。新年度になればタックスリターン Tax Return(源泉徴収) を行うことができるので、その手続きを行うにもこのタックスファイルナンバーは必要になります。
こちらも早めに手続きを行ってください。自分のタックスファイルナンバー(TFN)が手元に届くまでに通常4-6週間はかかります。
住所

住所が決まらないとレジュメ(履歴書)も書けないですし在留届も提出できません。
仕事を探していても住処が決まらないと探しづらいです。
職場からどれくらい離れているのか?
通勤時に利用する電車、バス等の公共機関が夜遅くまであるのか?
など見当がつきません。
飲食店で働くということは、ディナー営業終了後掃除に片付け、次の日の準備をしてから帰宅します。当然帰宅が夜遅いです。住んでいるところが職場から遠いと帰宅にも電車、バスなどの公共交通機関の時間を気にしなければならないですし帰宅のために余力を残しておかないといけません。大変しんどいです。
住所が決まらないと落ち着かないものです。早めに落ち着ける場所を見つけた方が良いと思います。
ビザ

ビザもオーストラリアに滞在する上で気にしなければならない事柄です。
自分のビザの種類が何なのか?
就労可能なビザを持っているか?
ビザの有効期限はいつまであるか?
ぐらいは知っておくことです。またビザの有効期限が残り短いと雇ってもらいにくいので注意しておく必要があります。
レジュメ (履歴書 Resume)

レジュメ(履歴書)の準備は当然です。
ローカルのレストランやカフェで仕事を探すのであれば英語のレジュメが必要になりますし、日系レストランで仕事探しするのであれば日本語の履歴書でも英語のレジュメでもどちらでも構わないと思います。
日本食レストランでの仕事を探すのであれば、日本語の履歴書でも大丈夫なところが多いです。(もちろん英語のレジュメでも大丈夫です。)
これに関してですが、日本食レストランの場合、面接官が日本人である場合が多いからです。日本人の面接官であれば英語のレジュメでも日本語の履歴書でもどちらでも対応してくれますが、日本食レストランでも面接官が日本人でない場合があります。その場合、日本語の履歴書を面接時に提出しても難しいです。
どちらかわからない場合は、英語のレジュメを準備しておいた方が無難です。
また住所ですが最新の住所を記入してください。面接を私もすることがあるのでよくあることなのですが、引越し前の住所や古い住所が記入されているのです。となると状況が違ってくるのです。そこは面接官からすれば分からないものなので、レジュメに記入されてあるその住所が職場から遠ければ面接官からすれば、通勤(特に帰宅時)に時間がかかりすぎると思われ採用されない場合もありえるからです。
*また日本語の履歴書と英語のレジュメは書き方も形式も違いますので注意が必要です。
RSA
シドニーにあるレストランにはお客様にアルコール類を提供しているレストランと提供していないレストランがあります。アルコール類をお客様に提供するレストランで働くためにはこの資格(RSA)が必要です。
アルコール類の扱い方から、お客様への対応、またスタッフ同士での勤務時、勤務時間外でのアルコール類への対応など、様々な専門知識を教えてくれます。
Responsible Service of Alcohols
頭文字をとってRSAです。
どんな飲食店で、またどのポジションで仕事をするか分からない場合はこの資格を取っておいた方が良い気がします。
いざ面接時にRSAを持っているかどうか聞かれた場合、持っていれば良い印象を与えますし、持っていなければ他の人にそのポジションを取られるかも知れません。
またその時の仕事では必要ないかもしれませんが仕事を変えた場合に助けてくれるかもしれません。
英語力

英語が公用語であるオーストラリア。
仕事を探すにしても働くにしても普段の生活にしても英語がついてまわってきます。なのでそれなりには英語が分からないと仕事探しには当然苦労することになると思います。
*コロナ前であれば日本食レストランのキッチンは殆ど日本人で英語はそれほど必要無かったのですが、コロナ後の今は日本食レストランのキッチンでも日本人以外に人達が働いています。なので英語力が無いと難しいです。
日本での職歴
日本で飲食業界で働いた事があるのであればレジュメ(履歴書)にできるだけ詳しく記入しておきましょう。働いていた期間とやってきた仕事の内容をしっかり明記していれば、面接官の目に止まりやすいです。
また飲食業以外の職歴でも明記しておいた方が良いです。社会人経験が有る無いでも違います。レストランの仕事に直接関係ないかもしれませんが面接官に自分をわかってもらうためと、何が面接官の目に留まるか分かりません。レジュメ(履歴書)にはできる限りしっかり記入しておいた方が良いと思います。
気にして欲しいこと
事前に準備、そしてアイテムが揃っていれば確かに仕事は見つけやすいと思います。それでも見つけにくいのが現状です。なのでここでは更に気にして欲しい事について触れてみます。
面接にこぎつけるまでのプロセス
仕事探しは大変です。
メールで問い合わせてもいつ返事が来るか来ないか分からないですし、店舗に飛び込みしても相手にして貰えない場合が多いです。しっかりしたレジュメを作っていても面接にこぎつけなければ寂しい限りです。
今のシドニーで仕事探しで店舗にいきなり飛び込みしても体良く断られるのがオチです。どうしても店舗に直接レジュメを持っていきたいのであればメールで問い合わせかお店の休憩時間や営業時間外にした方がよいです。
またメールで問い合わせをして数日して返信が来なければ次を探しましょう。
ほとんどの場合、お断りメールは来ません。
ですので仕事探しにおいて忍耐と辛抱、そして見切りが大切です。見謝れば面接にこぎつけることができません。
面接にこぎつけるまでのプロセスは大事なんです。
仕事がなかなか見つからなくても
事前の準備とアイテムが揃っていても仕事が見つからない場合があります。そんな時は根気よく面接を受け続けることです。
オーストラリアにはビザの関係上、1,2年しかいることができない人が大変多いんです。なので働いている人たちは2~4か月で辞めてしまう人がほとんどです。そのため飲食業界の人事の回転は思っているより速く、どこのレストランも(実は)常に人材を探しています。
つまり根気よく面接を受けていれば日系であれローカルであれ採用してもらえるチャンスに巡り合えるということです。これにはある程度の英語能力と運が伴います。とにかくあきらめないことです。
仕事が合わないと思ったら
やっとの思いで得た仕事。慣れてくれば何かと見えてくるものです。もし就いた仕事が自分に合わないと思うようになったら、致し方ないですがもう一度仕事探しをしてみましょう。(我慢できるのであれば次を見つけるまではその仕事は続けておいた方が収入面は助けてくれると思います。)
モヤモヤを持ってまま仕事をして過ごすのは滞在期間が決まっている分もったいないです。
現金
今では多くの飲食店でもカード払いやアプリを使って支払う方法が主流ですが、それでもレジ係を担当すればお金(現金)を扱います。
オーストラリアの通貨はドルです。
コインであれば$2.00、$1.00、$0.50、$0.20、$0.10、$0.05
お札であれば、$100.00、$50.00、$20.00、$10.00、$5.00
とあります。現金の扱いが分からなければ仕事の範囲が狭まります。なのでオーストラリアドルの扱いには慣れておいた方が良いです。そうしておかないと仕事だけでなく日常生活においても困るのではないでしょうか。
在留届
在留届は別に仕事探しとは関係ないように思われますが、領事館に提出しておいた方が良いと思われます。
ここはシドニー、オーストラリアです。日本ではありません。
何があっても不思議ではありません。
そんな時在留届を提出しておけば日本にいる両親や友達に所在がわかり安心してもらえると思います。
何も難しい事をする訳でも、特別何かを用意しなければならない事でもありません。シドニー日本国総領事館が用意してある所定の書類に記入するだけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はシドニーでの仕事探しで必要と思われる事前の準備とアイテムを(私の経験から)まとめてみました。
ただし上記にある事前の準備やアイテム全てが揃わなければ仕事にありつけれないのかと言えばそうではありません。
日本食レストランに限らず、カフェであれ、ファインダイニングであれ、日本食以外のローカルレストランで働くことを考えている場合も準備しなければならないことは同じです。
事前の準備と必要なアイテムを用意しておくだけで好印象を面接官に与えれるので仕事に就きやすいと思います。


