PR

What’s happened hospitality industry in Sydney シドニー飲食業界の現状

生活
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

こんばんは、シドニーマンです。

私は今もシドニー郊外にあるレストランに勤務しています。

毎年この時期は夏の前になるのでちょっとお店自体が落ち着いてきます。

それが今年は違うんです。予約が昨年と比べても3割強少ないのです。当店側に何か不備でもあるのであれば常連からも言われるでしょうし何かと気がつくものです。でもそうでは無いのです。私の知り合いもシドニー市内や郊外で飲食店で働いています。彼らに聞いても同じように去年の今頃と比べても売上が悪くなっていると口を揃えて言ってきます。

今回はそんな今のシドニー飲食事情にスポットを当てて記事を作成してみました。

*私は今もシドニー郊外にあるレストランで働いています。なので飲食業界的に記述しています。

スポンサーリンク

何かがおかしい!

高額時給が言われて久しいシドニーです。その中インフレによる物価高は緩やかになったとはいえまだ続いております。その物価高に紛れて家賃も上がっており普通に生活するだけでも実は大変厳しい状況なのです。

シドニーで普通に生活するだけでお金がかかりすぎているのが現状。

なのでどこの出費を抑えるかと言うと外食であったり娯楽にかけるお金になります。

となるとレストランにいく回数が減っていきます。

実はこの傾向は半年ほど前から少しづつ現れていました。

私が働いているレストランで言えば。今年の4月、5月頃から客足が鈍くなってきたのです。

シドニーの4月、5月頃は季節が秋になるのでレストラン側からすればそれなりに忙しいところです。

ですがパッとしなかったのです。

でもこの頃は、

「インフレの影響が出ている。」

「会計年度前なので出費を気にしているんだろう。」

と思っていたのです。

ですが会計年度も新年度に入ったにも関わらず更に厳しい状況に。

*オーストラリアの会計年度は7月1日から翌年6月30日となっております。

そして会計年度が変わればタックスリターンを行わなければなりません。

雇用にも影響

高額時給がフォーカスされ、事実それももう当たり前になっているシドニー。

なので仕事に着くことが出来たら懐が暖かくなるのかといえばそうでは無いのです。

今のシドニーは物価高。そして多くのお店が以前ほどの勢いと活気が無いのが現状です。

お店に勢いと活気が少なければ雇用に響いてきます。

雇用に響くということは働きたくても働く事が出来ない。働けないということは収入に響いてくる。

現在の雇用状況

お店が忙しくないということは雇用に響きます。

お店が忙しくないので多くの飲食店が以前の様な形で雇用をしてません。

その以前とは違う雇用とは、曜日によって勤務するスタッフの数を普段以上に調整しているということです。

飲食店は週末が忙しいものです。なので週末はスムーズな営業を行うために平日よりもスタッフを多くして対応しているものです。ですがどの曜日も以前より忙しくないためその時に働くスタッフの数を調整しています。

今のシドニーの飲食店は平日も週末も以前程の忙しさがありません。なので平日も週末も勤務するスタッフの数の調整やランチタイムやディナータイムのピークが過ぎたらスタッフの数の調整を行っています。

どのお店も考えることは同じなので全体的に見ると雇用数が少なくなっているのです。

お店側も生き残りをかけてお店単位で出来る事を精一杯やっているのです。

これはコロナ禍を生き残った飲食店の経営側は経験しているので出来ないことではないのです。

ですがコロナ禍との違いは、「密を避ける」、「ソーシャルディスタンスを取る」といった規制がない事です。

これは実は大変な差なのです。

コロナ禍では、

「「コロナウイルス」という恐ろしいウイルスの猛威のせいでみんなが大変な思いをしている」

という思いを共有していました。なので規制に従っていましたし誰もがわかること。ですがコロナによる被害はもう過去のこと。規制はありません。そしてコロナ禍と違う点はいつもとに戻るのか全く見えていない。

最近のよくある雇用傾向

以前より賑やかではないといわれていてもレストランはレストランです。

スタッフがいないと営業できません。

なので雇用はあるのですが以前とは違うのです。

どのように違うかといえば、例えばここに50席ほどのレストランがあるとします。

通常であれば、

平日

ランチ営業 : キッチン3名、ホールスタッフ2名

ディナー営業 : キッチン3名 、ホールスタッフ3名

週末

ランチ営業 : キッチン4名、ホールスタッフ4名

ディナー営業 : キッチン4名、ホールスタッフ4名

とします。

それが今では、

平日

ランチ営業 : キッチン 3名 (ピークを過ぎれば1名上がる)、ホールスタッフ 2名(ピークを過ぎれば1名上がりランチ営業終了前までにディナー営業の準備を済ませる)

ディナー営業 : キッチン3名(キッチンの掃除や次の日の準備があるので変わらない)、ホールスタッフ3名(ピークを過ぎれば1名上がる)

週末

ランチ営業 : キッチン4名(出勤時間もバラバラになりピークを過ぎれば1名、もしくは2名上がる、)、ホールスタッフ4名(出勤時間もバラバラになりピークを過ぎれば1名、もしくは2名上がる)

ディナー営業 : キッチン4名(キッチンの掃除や次の日の準備があるが平日3人で行っているのでピークを過ぎれば1名上がる)、ホールスタッフ4名(ピークを過ぎれば2名上がる)

と言った感じになります。

私が働いているレストランはこれに近いですが、リアルだと予約状況と曜日が加味されもう少し複雑に日々のスケジュールは変わります。

高額時給

シドニーの最低時給はニューサウスウェールズ州政府の公式発表で2025年7月1日から$24.95($1.00=90円として2245.50円)になっています。なので普通に仕事をしていれば思っている以上の給料が手に入ります。

例えば、

1日8時間1週間5日勤務として、

時給$24.95 X 8時間 (1日の労働時間)= 1日の給料$199.60($1.00=90円として17,964円)

1日の給料 $199.60 X 5日分(1週間の勤務)= $998.00

1週間5日働いたとしての給料が、$998.00($1.00=90円として89,820円)です。

ひと月4週間として、

1週間の給料 $997.00X 4週間 = $3988.00($1.00=90円として358,920円)

普通に1日8時間勤務として、それを1週間 5日勤務として、それをひと月行えば、$3,988.00(約358,920円)の給料になるのです。

ちなみに、時給計算なので要はバイトです。それでも週5日勤務1日8時間労働で350,000円以上貰えるのです。

ですがハッキリ言ってそんなに現実は都合よくありません。

*シドニーでは給料の事を、wageと言い、時給の事を hourly rate(hourly wage)と言います。

現実は

どのお店も高額時給対策として雇用するスタッフの数を少なくしています。雇用数が少ないことは一人当たりに求められる労働力が増えていることなのです。となるとそれについていける人達と、ついていけれない人達がハッキリ別れてしまうのです。職場のスピードについていけてる人達は良いけれども、ついていけれない人達はシフト数がだんだんと少なくなっていきます。

それでもそんな事情など関係なく多くの人々がシドニーにやってきます。雇用主から見れば人材を選びやすいのです。

また上の例題にもあるようにシフトがあってもピークを過ぎたら上がらなければならないスタッフに選ばれた場合労働時間が稼げません。

なので仕事につけれたとしても都合よく週5で働けると思わないでください。

稼げない!?

シドニーに限らず仕事は生活する上で必要な事です。仕事をして給料を得て日々生活している訳です。その仕事が無ければ生活は大変苦しくなります。生活が苦しくなると自分の貯金を使うしかありません。貯金があればよいですが少ないと普通に生活することさえ難しいです。

仕事さえ手に入れば高額時給なので高収入だと思っていたら大間違いなのはここまで読んでくれた皆様は分かって頂けてると思います。

時給で働くのであれば労働時間が収入に反映されることはわかると思います。

その労働時間が思っている以上に少ないのです。

たとえ週5で勤務できたとしても1日8時間も働けないのです。

ではもっと働けるのにと思う人々は当然他を探すでしょうが考えることは皆考えは同じなのです。

みんな同じ考えなので掛け持ちが出来る人と出来ない人が現れます。

上手く掛け持ち出来れば占めたものなのですが、掛け持ちバイトができなかった人達は…

それでも掛け持ちバイトができている人達でも、ちょっとしたことが原因でそれが出来なくなってしまう場合もあるのです。

またレストラン側も同じでだいたいどこも欲しい曜日は決まっています。掛け持ちしようとしても両方のレストランから働いて欲しい日が同じ曜日になったら当然どちらか一方を選ぶしかないのです。となると掛け持ちが難しくなるのです。

困ったら都合よく誰かが助けてくれる訳ありません。自分でどうにかしなければなりません。

情報も当てにならない

どの求人サイトを見ても仕事はありますが自分が思っているようには仕事にありつけないのが現状です。

しっかり働きたいと思っても実際には週3-4日しか働けないとか、自分の働けれる日時と他の人の働けれる日時が一緒で職場としてはどちらか1人が働けれる。職場の店長さんやマネージャーさんは、あなたではない他の人を選んでしまうとか、職場で働いて欲しい日時に学校に通っていて出勤出来ないとか、面接にいったのはよいがが求人サイトに載ってあった情報と違うなど、様々な理由で自分が思っているよりも上手くいかないものです。

思っている以上に勤務時間が少ない、つまり思っている以上に稼げない。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

シドニーの今の飲食業界はカナリえげつないのです。

飲食業界で高額時給の仕事を得たとしても十分な労働時間を確保出来なければ思っているよりも少ない給料しか手に入れることが出来ません。

高額時給だからといっても十分に働けない。そして何とか抑えている仕事も職場で仕事が出来ないとか英語が出来ないと判断されたらシフトが削られていきます。

お店にそれなりにお客様が来てくれれば働く側も経営側も潤うのですが、そうでは無いのが今のシドニー。

今のシドニー飲食業界は働く側も経営側もシンドいんです。