こんばんは、シドニーマンです。
今のシドニーはタイトル通り大変です。
高額時給に物価高は当たり前なのですが、しかしそれ以上に深刻な問題は職探しが大変なのです。
仕事に上手くありつけないのです!
インフレ、家賃高騰、職探しが大変で普通の生活ができない状態です。
どうなっている、今のシドニー?

今のシドニーがどうなっているのか?
というかここ数年のシドニー、高額時給が注目され世界中からその恩恵を求めて多くの人々がやってきていました。しかし現実はそんなに甘くなくコロナ禍を経験して生き延びてきた各企業、各業種、各業態では雇用するスタッフの数をコロナ前より少なくして仕事を調整しています。
つまりコロナ前よりどの企業も業種も業界も少ないスタッフで運営しているのです。
*私がシドニー飲食業界に従事しているので、レストランの現場から見えている事柄やマネージメントサイドから見えていることを記述しています。
高額時給

シドニーの今の最低時給は$24.95(2025年7月以降)です。
詳しくはこちらをご覧下さい。
シドニーの最低賃金は時給$24.95です(2025年7月から)。前年(2024年)は、$24.10と毎年7月になれば会計年度が変わるので最低時給は上がってきています。それでもここ数年での上がり方は急激です。
これはインフレ対策と都市郊外や遠方地にあるファームへの人手不足を補うための対策なのですが、インフレはそれ以上になり、ファームも天候不順による不作で人手不足にならない状態なのです。
シドニー中心地(Sydney CBD)で生活していたり仕事をしていれば、公共交通機関を使わない分、物価が高い、家賃が高い程度ですがシドニー郊外で仕事や生活をしていれば公共交通機関を使いますし違ってきます。そしてファームでの仕事探しにも影響します。
しかしながら本当にこの時給は高すぎるので、皆さんその恩恵を求めてシドニーにやってくるのです。
だって何も分からない入ったばかりの新人スタッフに$24.95($1.00=90円として日本円に換算すると、2245.5円)。
またITエンジニア、金融トレーダー、医療関係の仕事などはそれ以上の時給が受け取れます。ただしこれらの仕事は未経験者は難しいですし、経験と技能に応じて大きな幅があります。
ちなみに私はシドニー郊外にあるレストランで勤務していますが現行スタッフの皆さんなかなか辞めないんです。
それは皆さん分かっているんです。高い時給を提示しているところはそれなりに仕事がキツイ事を。辞めて新しい職場に移って仕事を覚えるよりも、既に覚えている仕事をこなしている方が楽だし融通が効くからです。これは無理して高い時給と思われる職場に移らなくても、もう覚えてある仕事をこなすだけでそれなりの高額時給が手に入る事を意味しています。つまり新人スタッフの入る隙間すらないのです。
高額時給が謳われて久しいシドニーですが、仕事に空きがないので仕事に就くことが大変難しいのです。
新人さんが大変
仕事はあるが仕事の空きが少なく労働時間を稼げないのでいくら時給が高くても思っていたよりも稼げないのが現状です。仕事探しをしている人たちや、上手く仕事を見つけても自分のスケジュールに合わなければ労働時間が少なく給料が少ない。
となると何の為にシドニーに来たのか分からなくなり、ただ時間だけが過ぎ自分の蓄えが無くなり帰国をする羽目になる場合もあります。
インフレ
シドニーのインフレですが正直皆さん慣れてきている感じです。
「物価が高い」とか「ガソリン代が高い」とあっても私たちはどうすることも出来ないので節約しながら生活するしかないのです。
“シドニーのインフレ率が過去20年で最も高い水準”と言われていてもまだ日々少しづつ何もかもが値上がっています。
シドニーのインフレ率は過去20年で最も高い水準
物価上昇、シドニーのインフレ率は過去20年以上で最高数値に達したとのことです。
ちなみにこちらのサイトでは過去との比較が出ています。
ただオーストラリアでは物価上昇の話題は、最近のテレビでもニュースにあまりなりません。何故ならそれが日常だからです。日本のように事細かに商品毎の値上げの情報を報道しません。なのでスーパーマーケットでも昨日と価格が違うことは普通ですし、それに対して文句を言う人もあまりいません。文句を言ったところで価格が変わる訳では無いので半ば諦めの気持ちで受け入れているようにに思います。
ガソリン代、家賃、食品、電気代等の価格上昇が激しい
日々の生活に特に関わってくる、ガソリン代、家賃、食品、そして電気代の価格上昇が激しいのです。
ガソリン代
ガソリン代は曜日によって値段が違うのは今までもありましたがその開きがエグいんです。平日は1リットル$1.70-1.80ぐらいですが週末は$1.90-2.00と違います。
ガソリン価格の高騰はそのほかの商品の価格を上昇させる、いわゆる二次的効果があると言われています。そのガソリン代が下がる気配はありません。
家賃
家賃など平気で昨年と比べても週$50.00~$150.00は上がっています。
高すぎる家賃
住む場所が少なければ当然家賃(レント Rent)が上がってきます。
こちらシドニー版Gumtree。このサイトのシェアメイト探しを載せました。
見てもらえれば分かりますが、シドニー郊外Rhodesにあるワンベッドルームで家賃1週間$700。いくら駅近とはいえ、シドニー中心地からどんだけ離れているのか?

つまりそれだけ家賃(レント Rent)を高くしても部屋を探している人達は借りに来るんです。
思っている以上に家賃が高いんです。
食料
食品も気がつけばドンドン価格が上がっています。
電気代
またシドニーの電気代は世界一高いと言われたことがあるくらい普段から高いのですが今はもっと上がっています。電気会社への支払い方法も今までは3ヶ月に1度の支払いでしたが、電気会社も取りっぱぐれがある場合をみこして毎月の支払いへと移行するよう促進しているくらいです。
公共交通機関も

このインフレのあおりを受けてバス電車などの公共交通機関までも値上げが2023年10月16日(月曜日)から行われました。
それから毎年7月頃になると料金改正で値上げが行われ実質値上げが行われています。
原材料の高騰により、飲食店等の料金も上がっている
原材料の高騰が止まらない為、飲食店でも料金が上がっています。
私も飲食店で今も勤務していますが、メニュー価格の変更作業がこんなに短い期間で何度も行った記憶はシドニーに長年居ますが無いです。
まだまだインフレは続く
過去20年遡っても見たことがないインフレがシドニーを包んでいます。そのインフレは落ちる気配も落ち着く気配も見えないのが現状です。この先もまだまだインフレは継続すると予想されます。
ニューサウスウェールズ州政府は、インフレ抑制のため金利引き上げを行っていますが、効果が現れるまでには時間がかかりそうです。その状態の今でも食品価格は上昇。肉や乳製品、野菜等日常の食費の支出が増えています。
こうなってくると私達ができることは、日々の生活費の節約しかありません。毎日注意が必要となってきます。
またインフレが過度に進みすぎてしまうと、賃金の上昇率が追い付かなくなります。このような状態になると、「○○が高すぎるから買うのをやめておこう」、「今回ではなく次回に購入しよう」と購入意欲の低下につながりその結果購入しません。モノやサービスの消費が減退してしまい企業業績の悪化にもつながります。ここまで来てしまうと私たちの生活に悪い影響を及ぼします。
実は今のシドニーはこの状態に非常に近いのです。
職探し

シドニーではインフレがもう普通です。せめて仕事があれば収入があるだけマシだと思うでしょうが、今のシドニーでは仕事を得ることも難しいのです。
そのシドニーでの職探しがとても大変な理由はこんな感じです。
- シドニーはオーストラリアの主要都市のため、職探しの競争が激しい
- 職探しの方法や情報収集が十分でない人もいる
- 英語力
- 必要なスキルや経験が不足していると仕事に就くのは難しい
- 職探しに時間がかかるため生活費の維持が難しくなる
- 掛け持ち
シドニーはオーストラリアの主要都市のため、職探しの競争がより激しい
もともとシドニーはオーストラリアの主要都市です。なので思うように仕事を見つけれない場合もありますがコロナ前であれば何とか見つかったものです。それがコロナを経験しどの業界も業種もコロナ前より少なく人を雇っています。そこに高額時給がフォーカスされ世界中から人々がやってきています。仕事探しの競争は以前より随分激しいんです。
職探しの方法や情報収集が十分でない人もいる
職探しの方法が分からない人達や情報収集が十分でなく仕事を見つけれない人達を見かけます。今のシドニーはコロナ前より少ない人数でどの仕事も行われています。コロナ前の情報を元に仕事探しをしては、見つかる仕事も見つけれないのです。
飲食店勤務なので飲食関係の視点からですが、営業中や休憩中に飛び込んできて、「仕事探しています」と来る人達がいますが今それをしても門前払いになります。なぜなら飲食店もコロナ前より少ないスタッフで営業しているのでこの手の人達への対応がしきれないのです。その店まで来る時間があればメールまたは電話で聞いた方が早いです。返事が無いのであれば切り替えて次を探した方が良いです。
英語力
コロナ前であれば英語に自信が無くてもどうにかなった仕事探し。特に日本食レストランでは日本語が飛び交っていたので英語力が乏しくても何も困りませんでした。それが今では日本食レストランでも日本人以外の人達が多く働いています。スタッフ同士でも英語でコミュニケーションを取らないといけない状態です。
必要なスキルや経験が不足していると仕事に就くのは難しい
どんな職場でもスキルや経験があると喜ばれるものです。それらが不足していれば仕事探しはなかなか大変です。仕事に就けるまでに必要以上に時間がかかると思ってください。
職探しに時間がかかるため生活費の維持が難しくなる
仕事探しに時間がかかればそれだけ生活費がかかります。インフレのシドニーで仕事探しに時間がかかればかかるほどインフレが身に染みて生活の維持が難しくなります。
掛け持ち
仕事の掛け持ちと聞くと仕事を2つ、もしくは3つ持っていてしっかり収入があると思うでしょうが実際はそうではないんです。
例えば、Aレストランで月曜日、水曜日、金曜日とはたらいていてBレストランで火曜日、土曜日と働いている、木曜日と日曜日を自分の休みにしてスケジュールを立てているとします。Aレストランの店長から木曜日人手が足りないから出勤して欲しいと言われても断るとします。別に断ることは悪いことでは無いですが、こういった事が数回現場であればお店側からは信用を失うかもしれません。そうなると気がつけばシフトの数が少なくなりAレストランには居場所が無くなる。そうなるとBレストランにもっと入りたいとか交渉してもBレストランはBレストランで人材確保はしているもので今更他の日も働けると言われてすんなり行くわけありません。となると他を探すことになるのですが早々都合よく見つかれば苦労しません。仮にCレストランの面接に行ったとしてもCレストランが勤務して欲しい日が火曜日と木曜日であった場合、Bレストランで火曜日勤務しているので無理だし木曜日働く気になっても1日だけ。
よくあるパターンです。
私は今も現役でレストラン勤務しています。この手の話は本当によく聞きます。
しんどいだけです。
しんどすぎる?!
オーストラリアに夢や希望を持ってやってきてたのは良いが、仕事探しをしても見つからない。家賃は高いので思っている以上に負担になる。日々の生活にもお金はかかる。毎日ドンドン持っているお金が減っていく。
厳しすぎる現実と直面します。
しんどすぎます。
いつまで続く?
この状態はいつまで続くのでしょうか?
正直先がまだまだ見えません。
多くの現地メディアでもインフレ率は以前ほどでは無いが未だ落ち着かない状態とあります。
まだまだ長引きそうです。
まとめ
今のシドニーは、高額時給ですが、まだまだ落ち着きが見えないインフレに、職探し大変と普通に生活する事すら大変キビシイんです。
私たちにできることといえば、まずは今の生活を見直し少しでも無駄遣いをしないで暮らすことではないでしょうか。
仕事を持っているのであればしっかり働いて職場から信用を得ることです。そうしないと労働時間もシフトも削られ収入はあっても思っているよりも少ない給料しか受け取ることが出来ません、収入よりも出費の方が多くなることは続けばヤル気は失せてしまいます。
そうなるとせっかくのシドニーライフが台無しです。
願わくば一日でも早く収まってもらいたいです。






